Lo Lei  :  4基祠堂中央にリンガと、十字のSomasutraを配置

 訪問日

 18Dec2006

 創建者

 Yasovarman 1st
 創建年代  893
 建築様式  Preah Ko、Bakheng Style
 宗教  Hindu


 
現在は干上がっているが、インドラタータカと言うバライ(貯水池)の中央に建てられていた。

右は遺跡に登る階段。
今立っている位置は、かつてはバライの水の底だった?





















遺跡は、前列2基、後列2基の計4基の祠堂から成っている。但し、北側祠堂2基が、遺跡の基壇を含めた東西基軸上にある為、当初は更に北側に2基の祠堂を建てる計画であったらしい。

祠堂はレンガでできており、表面は漆喰で覆われていた。

祠堂を東側から見たところ。
南側の祠堂は、屋蓋部が無くなっている。 












 
東北祠堂の東正面のまぐさ石。







下は、そのまぐさ石の拡大写真。

聖象アイラーヴァタに乗るインドラ神。
中央から左右に向けマカラがナーガを吹き出している。






































門衛神ドヴァラパーラ。
横幅があり、たくましい。























これも、門衛神ドヴァラパーラ。
























東北祠堂の北面のまぐさ石。

このまぐさ石は、上半分が削り取られている。
カーラの上に神が座っていたのであろうか?

















4基の祠堂の中央には、リンガがあり、リンガに注がれたソーマ酒を流すSomasutraが、リンガを中心に十字型に配置されている。

右写真は、そのSomasutra。





















4基の祠堂の中央に配置されたリンガ。
後世、祠堂の内部にある先が丸いリンガと形が異なる。また、リンガの台座となっているヨニも無い。


















女神像。
女神も横幅があり、たくましい。






















北西の祠堂のまぐさ石。


下は、その拡大写真。
2009年版の地球の歩き方には、ガルーダの口からナーガが出ており、馬に乗った神様も出現とある。

しかし、マハーバーラタの中では、ガルーダは、ナーガの天敵で、ナーガは、ガルーダの食い物になった。
このまぐさ石もガルダの口ばしの下にナーガが彫られている。食べられてもおかしくない位地だ。
逆にガルダの口から左右に出ているのは、ナーガではなく、花綱と、馬に乗った神様のように見える。


































このまぐさ石は、カーラ?の上に座る神?
食いしん坊のカーラにしては、食べ物を掴む手が無い。
口から左右に出ているのは、マカラ。
マカラの口からシンハが出ている。





下は、その拡大写真。

































女神像。

















































まぐさ石の中央はカーラ?
両手でナーガの頭を掴んでいる。
中央下にも、ナーガの頭がある。
そして、長い舌がナーガの頭を舐めているように見える。









































遺跡の敷地内には、現代のお寺があり、バナナの木が植えてあった。




















南東から祠堂を見たところ。
南側の祠堂は、崩れかけている。



















敷地内にあったシンハ。
























遺跡から下りる。
お疲れ様。

















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